「もう仕事に行きたくない」
「看護師を辞めたい。でも、本当に辞めていいのか分からない」
夜勤、残業、人間関係、責任の重さなどが重なると、看護師の仕事そのものが嫌になったように感じることがあります。
ただ、ここで一度分けて考えたいのが、
- 看護師そのものを辞めたいのか
- 今の職場を辞めたいのか
という違いです。
今の職場が合わないだけなら、働く場所や勤務形態を変えることで状況が変わる可能性もあります。
この記事では、看護師が「辞めたい」と思ったときに、退職を決める前に確認したい7つのことを順番に整理します。
まず確認したい7つのこと
- 看護師を辞めたいのか、今の職場を辞めたいのか
- 何が一番つらいのか
- 心や体に無理が出ていないか
- 今の職場で変えられることがあるか
- 次の職場で避けたいことは何か
- 辞めたあとの生活費や手続きをどうするか
- 先に辞めるか、転職先を決めてから辞めるか
全部を一度に決める必要はありません。
自分が今どこで止まっているのか、一つずつ確認していきましょう。
1.「看護師を辞めたい」のか「今の職場を辞めたい」のか
最初に考えたいのは、看護師という仕事そのものが合わないのか、それとも今の勤務先がつらいのかということです。
たとえば、
- 看護業務そのものが合わない
- 医療現場から離れたい
- 患者さんと関わる仕事そのものが負担
という場合は、看護師以外の仕事まで含めて考える必要があるかもしれません。
一方で、
- 夜勤がつらい
- 残業が多い
- 人間関係が悪い
- 休憩が取れない
- 上司との関係がつらい
という理由なら、看護師そのものを辞めなくても、職場や働き方を変えることで解決できる可能性があります。
2.何が一番つらいのか整理する
「もう全部が嫌」と感じているときほど、原因を一つずつ分けてみることが大切です。
たとえば、
- 夜勤
- 残業
- 人間関係
- 上司や先輩
- 新人指導
- 休憩が取れない
- 責任が重い
- 給料や休日
- 通勤時間
などです。
原因が分かると、「今の職場で改善できそうか」「職場を変えた方がいいのか」も考えやすくなります。
夜勤が一番つらい場合
夜勤そのものが大きな負担なら、夜勤回数を減らす、日勤中心の職場を探すなど、働き方を変える方法があります。
夜勤がつらい看護師へ|辞める前に考えたい働き方と転職の選択肢
人間関係が一番つらい場合
仕事内容よりも、人間関係の方が負担になっているなら、異動や転職など環境を変える選択肢があります。
3.心や体に無理が出ていないか確認する
仕事のつらさが続くと、生活にも影響が出ることがあります。
たとえば、
- 仕事の前になると強く気分が重くなる
- 休日も仕事のことばかり考えてしまう
- 眠っても疲れが取れない
- 食事や睡眠に変化が出ている
- 以前よりイライラしたり、何もする気が起きなかったりする
といった状態が続いているなら、退職や転職だけでなく、休むことも含めて考えてください。
体調や気分の変化が強い、長く続いている、日常生活に支障が出ている場合は、勤務先の相談窓口や医療機関などへ相談することも選択肢です。
4.今の職場で変えられることがあるか考える
退職を決める前に、今の職場で変えられることがあるか確認する方法もあります。
たとえば、
- 病棟や部署の異動を相談する
- 夜勤回数を相談する
- 勤務時間を見直す
- 担当業務について相談する
- 直属の上司以外へ相談する
などです。
ただし、すでに何度も相談しているのに変わらない、相談すること自体が難しいという場合もあります。
その場合は、「もう少し我慢する」以外の選択肢も考えた方がいいでしょう。
5.次の職場で「避けたいこと」を決める
転職するときは、「どんな職場で働きたいか」だけでなく、次は何を避けたいかを決めておくと選びやすくなります。
たとえば、
- 夜勤が多い職場は避けたい
- 残業が多い職場は避けたい
- 通勤時間を短くしたい
- 休日を増やしたい
- 急性期以外も検討したい
- 教育体制や人員配置も確認したい
今の職場でつらかったことは、次の職場を選ぶ基準にもなります。
求人票を見るときに確認したいポイントはこちらで整理しています。
看護師が次の職場を選ぶときに見るポイント|求人票だけでは分からないこと
6.辞めたあとの生活費と手続きを確認する
仕事を辞めたいと思っていても、「収入がなくなるのが不安」で動けないことがあります。
特に次の仕事が決まっていない場合は、
- 毎月の生活費はいくらか
- 貯金で何か月生活できるか
- 退職後の健康保険をどうするか
- 年金の手続きが必要か
- 失業給付の対象になるか
などを確認しておきましょう。
退職後のお金や手続きについてはこちらで整理しています。
仕事を辞めたら何をする?退職後のお金・健康保険・年金・失業給付を順番に解説
7.先に辞めるか、転職先を決めてから辞めるか
退職を考えたときに迷いやすいのが、先に辞めるか、働きながら次の職場を探すかです。
どちらが正しいとは一概に言えません。
収入が途切れることへの不安が大きいなら、働きながら求人を見たり転職活動を始めたりする方法があります。
一方、今の職場で働き続けることが難しく、生活費にもある程度余裕があるなら、先に離れてから次を考える選択肢もあります。
まだ次が決まっていないことが不安な方はこちらの記事も参考にしてください。
看護師を続けたいなら、職場を変える方法もある
「今の職場は辞めたい。でも、看護師の仕事そのものが嫌いなわけではない」
という人もいると思います。
看護師の働く場所は、病院だけではありません。勤務先や勤務形態が変われば、夜勤の有無、仕事内容、忙しさなども変わります。
そのため、「看護師を続ける」か「完全に辞める」かの二択だけで考えなくても構いません。
「今とは違う職場なら続けられそうか」を考えることも一つの方法です。
看護師向け転職サービスを使うか迷っている方は、こちらの記事で選び方を整理しています。
看護師の転職サービスはどう選ぶ?初めての転職で失敗しないためのポイントを解説
退職を自分で言い出せない場合
辞めることを決めても、「上司に退職を伝えること」が最後の壁になる場合があります。
自分で伝えられそうなら、退職を伝える時期や言い方を整理して準備しましょう。
一方で、上司が怖い、強く引き止められている、会社とのやり取りそのものが負担になっている場合は、別の方法もあります。
退職を自分で言い出せない場合の選択肢はこちらで整理しています。
まとめ|「何がつらいのか」を分けて考える
看護師が仕事を辞めたいと思ったときは、最初から退職か継続かの二択で決める必要はありません。
まず確認したいのは、次の7つです。
- 看護師を辞めたいのか、今の職場を辞めたいのか
- 何が一番つらいのか
- 心や体に無理が出ていないか
- 今の職場で変えられることがあるか
- 次の職場で避けたいことは何か
- 辞めたあとの生活費や手続きはどうするか
- 先に辞めるか、転職先を決めてから辞めるか
夜勤が原因なら夜勤のない働き方を探す、人間関係が原因なら環境を変えるなど、原因によって次の選択肢は変わります。
今の職場がつらいことと、看護師そのものが向いていないことは同じではありません。
自分が何に困っているのかを整理したうえで、今の職場に残る、異動する、転職する、看護師以外の仕事を考えるなど、自分に合う方法を選んでください。


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